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みのすはです。

寒くなりましたね。
日も段々と短くなってきました。
冬がやってくるな~って思わせるこの頃です。
秀吉を震え上がらせた幻の巨壁。小田原城「総構」の稲荷森!!!
「街まるごと城にする」という・・・正気か!!!!と思わせる防衛システム。
戦国時代、天下統一を目前にした豊臣秀吉の22万の大軍を迎え撃つため、北条氏が小田原の街を丸ごと囲んで築いた全長約9キロメートルにおよぶ大要塞。
それが「小田原城総構(そうがまえ)」です。
今回は、その圧倒的な遺構の数々を巡ってきたみのすはが、最後に残した「稲荷森(いなりもり)」への期待を胸いっぱいに膨らませながら、総構の魅力をお伝えします。
秀吉が絶句した?現代に残る「空堀」の破壊力
総構を歩いてまず驚かされるのは、400年以上経った今も街の中に溶け込んでいる大迫力の遺構です。
どうやって攻め落とす?
小田原に到着した豊臣方の武将たちが、思わず絶望したというエピソードも納得のスケール感です。
最後の聖域「稲荷森」へ
総構の主要な遺構を息を切らせながら巡ってきた散策も、いよいよクライマックス。実は、まだ一箇所だけ足を踏み入れていない、どうしても外せないスポット。

それが、「稲荷森(いなりもり)」。
ここは総構の北西部に位置し、今も当時の土塁の姿を色濃く残しているとされる場所。一説には、これまでのダイナミックな堀とはまた一味違う、静寂の中に戦国時代の空気がそのまま凍りついたような独自の雰囲気。
他の遺構を見て回ったからこそ分かります。この「稲荷森」を訪れた瞬間、私の頭の中で小田原城総構という巨大なパズルの最後のピースがパチリとはまり、400年前の包囲戦の全貌が完成するはずです。
……と、期待を膨らませ・・・
先日、ついにその「稲荷森」、そしてあわせて「山ノ神堀切」へと実際に足を運んできました!
ここからは、最後のピースがカチリとはまった瞬間の感動の記録をお届けします。
竹林の静寂の中に眠る「真の遺構」稲荷森に足を踏み入れる

小田原の閑静なエリアから、みかん畑や木々の茂る小道を抜け、緑深き場所へと進んでいきます。
一歩足を踏み入れた瞬間、空気がガラリと変わるのを感じました。

【📷 :竹林と、どこまでも続く窪み】

目の前に広がっていたのは、見事な竹林と、その中にひっそりと、しかし力強く刻まれた深さ約10メートルにおよぶ巨大な空堀でした。
「これが……稲荷森……!」

観光地として華やかに整備されすぎているわけではなく、まさに「400年前の姿がそのまま時間を止めて残された」かのような場所。ザクッ、ザクッと足元の落ち葉を踏みしめながら堀の縁に立つと、竹の葉が風にそよぐ音だけが静かに響き渡ります。
驚くべきは、地形の起伏に沿って美しく弧を描くようにうねる堀と、その内側に築かれた土塁(土の壁)の保存状態の良さです。
「掻き上げ土塁」と呼ばれる外側の土塁跡や、自然の丘陵を巧みに生かした造形は、北条氏の土木技術がどれほど精密で芸術的だったか・・・・・。
まさに、マイナスイオンが漂うような幻想的な静寂の中で、戦国時代の緊張感がそのまま結晶化して眠っているような空間。
あえてこの場所を「最後」に選んで大正解でした。頭の中に描いていた小田原城の巨大な包囲陣が、この稲荷森の土と堀を目にした瞬間、完璧なひとつの立体像となりました。
人間わざとは思えない!山ノ神堀切の圧倒的絶壁
稲荷森の幻想的な余韻に浸りつつ、続いて向かったのは、谷津丘陵上の重要な防御線である「山ノ神堀切(やまのかみほりきり)」です。
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山ノ神堀切(やまのかみほりきり): 深さ・幅ともに規格外。重機のない時代にこれだけの土を掘り返したことに、圧倒されます。

【📷 :圧倒的な深さと、人を拒むような急勾配を誇る山ノ神堀切】

事前に「規格外」とは聞いていましたが、実際に目の前に立った時の衝撃は想像を遥かに超えていました。
尾根を断ち切るように掘り込まれた堀の深さと、その壁の立ちはだかり方!
重機はもちろん、ショベルカーもトラックもない時代に、すべて人間の手作業でこれほどの土を削り取り、運んだという事実。
高低差をもって複雑に接続する堀構造を真上から見下ろしていると、「ここを重装備の兵士が這い登ることなど絶対に不可能だ」という拒絶の意思を感じます。
秀吉率いる豊臣軍の大将たちが、この大堀切の前に立たされた時、思わず言葉を失い、「力攻めは諦めよう」と兵糧攻めに切り替えた理由が、肌感覚ですが理解できました。
これはただの「歴史の跡」ではない。領民と国を守り抜こうとした、北条氏の凄まじい「執念の証明」なのか?と、感じられました。
散策を終えて:パズルが完成した瞬間の快感
小峯御鐘ノ台大堀切、三の丸外郭新堀土塁、八幡山古郭東曲輪。
そして最後に訪れた、稲荷森と山ノ神堀切。
すべての遺構を訪れることができて、みのすはの心の中に感動と、心地よい達成感があります。
小田原城総構の本当の魅力は、単に「古い堀が大きい」ということではないと、思っています。
現代の私たちが暮らす街並みや住宅街、穏やかな農道のすぐ目と鼻の先に、400年前の「日本史上最大の要塞都市」の記憶が今も息づいているというギャップにこそあります。
このギャップこそ!!!!!土の感触、堀底から見上げる空の高さ、竹林を吹き抜ける風など、五感のすべてを使って戦国時代を体感できるこのルートは、歴史ファンならずとも、一度は体験してほしい「最高の散策」です。
「最後のピース」を探しに行きませんか?
小田原城に行ったことがある!!!と、いう方へ。
もし天守閣しか見ていない・・・としたら、まだ小田原城の本当の姿の「ほんの数パーセント」しか目にしていないかもしれません。
ぜひ、スニーカーの紐をギュッと結び直して、街の外縁に眠る「総構」へと足を延ばしてみてください。
住宅街を抜け、深い竹林の中へ。
そこには、秀吉を絶望させ、北条の誇りを守り続けた大要塞が、訪れた人に発見されるのを静かに待っています。
と、いうわけで・・・
【ベランダでちょっとBreak Time14】歴史遺構・小田原城総構を歩いてみた!【前編】

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